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注目のフォント「UDデジタル教科書体」

「Windows 10 Fall Creators Update」から採用されている「UDデジタル教科書体」ご存じでしょうか?

とっても使いやすくていいフォントだと思います。

今回は、「UDデジタル教科書体」を、よく使われる「明朝体」「ゴシック体」と比較しながらご紹介したいと思います。


ビジネスで使うフォントは? 

筆で書いた文字を再現したような筆書体や、手書き風の書体やポップ体が含まれるデザイン書体など、いろいろな書体がありますが、変わった書体で書かれた文章は読み間違いも多く、内容にも集中しづらくなります。

多くの人に正確に情報を伝えるときは、癖のない文字を使うことが大切です。

文字に表情がないほうが受け手は内容に集中することができるともいえます。

というわけで、研究発表やビジネスでは、明朝体とゴシック体だけを使うのが一般的なんです。

  

日本語の「読む文章」には「明朝体」

明朝体は、横線に対して縦線が太く、横線の右端、曲り角の右肩に三角形の山(ウロコ)がある書体です。

線がほっそりとしているため、読み手に負担を与えにくいといわれており、新聞や小説、論文のように長い文章で使われています。

Wordで作るような書類やある程度文量の多い書類の場合には、「明朝体」を使うようにしましょう。

 

「見る」要素の文字には「ゴシック体」

横線と縦線の太さがほぼ同じで、ウロコが(ほどんど)ない書体です。

視認性(遠くからでもしっかりと字が認識できること)が高いので、プレゼンスライドや学会発表のポスターでよく使われます。

また、明朝体で書かれた文章の中で重要な単語を強調したいとき、ゴシック体を使うと効果的です。


文字本来の形や画数を素直に表現した「教科書体」

今回ご紹介する「UDデジタル教科書体」とは、デジタル教科書をはじめとしたICT教育の現場に効果的なユニバーサルデザイン書体です。

”UD”はユニバーサルデザインの頭文字をとったものなんですね~。

筆書きの楷書ではなく、硬筆やサインペンを意識し、手の動きを重視しています。

書き方の方向や点・ハライの形状を保ちながらも、太さの強弱を抑え、ロービジョン(弱視)、ディスレクシア(読み書き障害)に配慮されています。

並べてみますね。

「UDデジタル教科書体」は、「明朝体」の読みやすさと、「ゴシック体」の見やすさを併せ持ってるイメージで、私も積極的に使おうかなって思っています。

結構おすすめのフォントです♪


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